PS3初期型でSACDリッピング

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■PS3(playstation3)とSACD(Super Audio CD)

PS3の初期型(内臓ハードディスク容量が20GBおよび60GB)ではSACD(DSD)の再生が可能です。

初期型以降に発売されたものは、価格を抑えるため機能が省かれるなどダウングレードしたものとなっていて、SACDの再生はできません。

■SACDリッピングの利点

SACDは普通の音楽CDとは異なるフォーマットが採用され、再生には専用のプレーヤーが必要です。音楽CDは複製やデジタルデータへ落とし込むことも簡単にできますが、SACDではそうはいきませんでした。

しかし近年ハイレゾ音源が出回るようになり、スマートフォンやポータブルプレーヤーでハイレゾ対応機器が増え、環境が整いつつあります。ハイレゾ配信サイトで採用されているDSDというフォーマットは、実はSACDに収録されている形式と全く同じです。ですから手持ちのSACDをリッピングすればハイレゾ対応機器で再生ができるというわけです。

今まで自宅のオーディオ機器の前でしかSACDを楽しめなかった愛好家にとって、「いつでもどこでも」は、悲願でした。

■必須要件

1. PS3本体の必須事項

・初期型PS3本体(型番:「CECHAxx」「CECHBxx」「CECHCxx」「CECHExx」)

・PS3のファームウェアバージョン:3.55以下であること

2. 入手しておくツール等

・CFW(カスタムファームウェア):CFW355-OTHEROS++-SPECIAL.PUP

・SACDリッピングアプリ:sacd-ripper.pkg

・PS3マスターキー:ps3free-ps3keys-master.tar

初期型でかつファームウェアが3.55以下の本体は極めて貴重です。オークションサイトではこの条件を満たす本体がが結構な高値で取引されています。ファームウェアが3.55以上のものであっても分解・改造により可能になるらしいのですが、詳細はわかりません。

■セットアップ手順

初期型PS3にCFWをインストールし、SACDをリッピングするまでの手順概要。

  1. PS3のセーフモードでの起動
  2. USBメモリ及びUSBHDDの準備
  3. カスタムファームウェアのインストール
  4. sacd-ripperのインストール
  5. SACDのセットとリッピング

以下に手順詳細。

1. PS3のセーフモードでの起動

(1)電源が切れている状態で、電源ボタンを押し続けます。

(2)5秒後に「ピッ」と鳴っても押し続けます。

(3)10秒後、再度「ピッ」と鳴り、システムがシャットダウンします。ここで一旦電源ボタンから指を離します。

(4)もう一度電源ボタンを押し続けます。

(5)5秒後に「ピッ」と鳴っても押し続けます。

(6)7秒後に「ピピッ」と鳴ったら電源ボタンから指を離します。

(7)画面の指示に従いコントローラーの「PS」ボタンを押します。

(8)画面のメニューに表示されている「システムアップグレード」を選択し「○」ボタンを押します。

2.USBメモリ及びUSBHDDの準備

PS3はFAT32にてフォーマットされたUSB外付けメディアを利用できます。(exFATは非対応)

リッピングしたDSDデータはUSBの外付けメディアに保存されますが、SACD一枚あたり2GB~4GB程度のファイルサイズになるため、USBの外付けHDDを利用するのが良いでしょう。

FAT32でフォーマットにするには、「I-O DATA ハードディスクフォーマッタ」を利用するのが便利です。

http://www.iodata.jp/lib/product/i/2107.htm

(1)CFW355-OTHEROS++-SPECIAL.PUPを、外付けメディアのルートから以下のディレクトリにリネームして保存する。

/PS3/UPDATE/PS3UPDAT.PUP

(2)sacd-ripper.pkgを、外付けメディアのルートに保存する。

(3)ps3free-ps3keys-master.tarを解凍し、中のデータを外付けメディアのルートに保存する。

(4)PS3のUSBスロットにメディアを挿し込む。

3.カスタムファームウェアのインストール

(1)セーフモードにて起動後、「システムアップグレード」にて、CFWをインストールする。

(2)ファームウェアの書き換えまで、画面の指示に従います。

4.sacd-ripperのインストール

(1)PS3の通常起動後に表示される、メニューの「Install Package Files」を選択。

(2)sacd-ripperをインストールする。

(3)PS3メニューに「SACD-Ripeer」が表示された事を確認する。

5.SACDのセットとリッピング

(1)CDスロットにSACDを挿入する。

(2)SACD-Ripperを起動する。

(3)「×」ボタンでリッピングする形式を選択

iso形式やDSF形式(2ch/multi)

(4)「○」ボタンでリッピングが開始され、外付けメディアに保存されます。

USB接続のHDDで試したところ、平均転送速度は2.5MB/sec程度です。

総容量1GBの場合、7分弱でリッピングが完了する計算です。

■DSDデータの再生方法(補足)

リッピングしたDSDは、PCやハイレゾ対応機器で再生出来ます。

(1)PCでの再生(必須:USBDAC+DSD対応音楽プレーヤーソフト)

PCと接続するUSBDACは、DSDネイティブ再生に対応した機器を選びます。DSDネイティブ非対応の場合、ソフトウェアによってPCMに変換された音を聞くことになります。

今のところDSD対応音楽プレーヤーソフトは、KORGの「AudioGate(制限付き無料/有償¥19,800)」や「TuneBrowser(無料)」を使用しています。AudioGateはKORG製の特定USBDACを所有していれば無料で使用できます。

(2)オーディオ機器での再生(必須:DSDディスク再生対応プレーヤー機器)

リッピングしたDSDをDVD-Rに焼くことで、DSD対応SACDプレーヤー等で再生可能です。

初期型PS3はDSDディスクの再生にも対応しています。

(3)ポータブルハイレゾプレーヤー(必須:DSD対応機器)

DSDネイティブ再生に対応した機器を選びたいところですが、まだ選択肢が限られています。

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